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2016年06月02日

全日本物流改善事例大会2016

公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会主催の「全日本物流改善事例大会2016」へ参加し2つの事例について発表しました。

【発表テーマ1】 『CSアンケート実施による物流サービス向上の取り組み』
【取組内容】 当社が経営方針として掲げる「従業員とその家族の幸せ」「お客様の満足度」「会社の存続」が高次元でバランスする『三位一体経営』の実現に向けて、2013年11月から顧客満足度アンケートの実施を開始し、昨年10月までに全5回実施した。アンケート結果から課題を明確化したうえで、顧客と共有しながら業務改善を行ってきたことで、この2年間で飛躍的な物流サービス向上へ繋げた。
【審査員講評】 発表内容は貴社が掲げる経営方針である『三位一体経営』に沿った内容で、とても丁寧にアンケートを分析し、改善をされていることに感動しました。サプライチェーン上の関係者相互にとってプラスとなる取り組みを考えていくことが、結果として自社の存続に繋がっていくのだと思いました。まだまだ企業の中には、トップの理解が得られず、物流の改善が行えていない企業も多くあります。大会の関係者として貴社をお手本に意識を変えていただける経営者の方が増えればと考えています。
【発表テーマ2】 『新規車種CKD立ち上げ時の専用金型費の抑制』
【取組内容】 新規車種のCKD部品立ち上げにおいて、新しい部品の図面または現物を確認して梱包仕様設計を行っていたが、部品形状に変更があると、既存の梱包資材が使用出来ず、新たな資材設計が必要になっていた。そこで荷主(富士重工業)の部品設計段階から、梱包仕様を基準として設計してもらうよう提案し改善を試みた。その結果9個の専用資材を共有化することに成功し、金型費14百万円の発生抑止を実現した。
【審査員講評】 ①富士重工業グループ全体のメリットを考えた優れた改善事例。
②上流へ働きかけたことが一番のポイント。
③効果創出14百万円は大きい。